「赤ちゃんの消化管アレルギー、発症率0.2%!驚きの全国調査結果が明らかに」

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[ad_1]消化管アレルギーについての調査結果
国立成育医療研究センター=東京都世田谷区で2023年9月13日、奥山智己撮影

 飲食後に数時間以上たってから嘔吐(おうと)や血便などの症状が出る「消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)」について、国内初の大規模調査の結果を国立成育医療研究センターがまとめた。全新生児の発症率は0・2%と推定された。患者の92・5%は中等症~重症だった。

 消化管アレルギーは、新生児や乳児が発症し、原因となる食物を食べてから数時間~数日後に症状が出る。通常の食物アレルギーのように食後すぐに発症しないことから、原因が何か気づきにくいと言われている。2000年ごろから増え始めた比較的新しい病気で、実態はよく分かっていなかった。

 研究チームは、15年4月~16年3月に消化管アレルギーを発症した新生児と2歳未満の乳児計402人を対象に調べた。

 その結果、およそ半数が生後1カ月までの新生児期に発症していることが分かった。原因となる飲み物は、牛乳由来のミルクが95・8%と最も多く、次いで母乳(22・6%)、治療用ミルク(12・2%)と続いた。食べ物は鶏卵(16・4%)や大豆(10・7%)、米(7・4%)だった。

 嘔吐と血便があった64人と、嘔吐も血便もなかったが下痢が継続した71人は、いずれも重症例がおよそ4人に1人と多かった。腸閉塞(へいそく)や深刻な体重減少なども確認され、特に注意が必要であることが明らかになった。

 研究チームは「生後間もない段階での診断方法や、栄養の与え方などを検討する必要がある。生後すぐに発症する子もいて、母体内にいるときからアレルギー反応が起きている可能性もあり、その実態や要因を調べる必要がある」と指摘する。

 成果は国際専門誌に掲載された。(https://doi.org/10.1016/j.alit.2023.10.003)【渡辺諒】

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まとめ

消化管アレルギーは飲食後数時間以上経った後に症状が出る疾患であり、新生児や乳児に多く見られることがわかった。飲み物や食べ物によって引き起こされることが多く、重症例も多いため、早期の診断と適切な対応が必要である。

よくある質問

消化管アレルギーは遺伝しますか?

消化管アレルギーは一部の遺伝要因による可能性が示唆されていますが、完全に遺伝するわけではありません。

消化管アレルギーの予防方法はありますか?

特定の飲み物や食べ物を避けることが予防につながる場合もありますが、個々の症例によって異なるため、医師の指示に従うことが重要です。


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