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[ad_1]境界知能の子どもたちの実態と可能性

 境界知能の子どもは、知能指数(IQ)「70以上85未満」とされています。知的障害に該当する「IQ70未満」ではないものの、IQの平均域と言われている「IQ85以上115未満」には届きません。境界知能の子どもは、普通学級の授業にギリギリついていけるかいけないかのラインにいる“はざまの存在”なのです。彼ら彼女らは、どのようなしんどさ、認知機能の問題を抱えているのでしょうか?

 ここでは、児童精神科医の宮口幸治氏が、境界知能の子どもたちの実態を解説しつつ、子どもたちの可能性を伸ばすための方法を綴った『境界知能の子どもたち「IQ70以上85未満」の生きづらさ』(SB新書)より一部を抜粋してお届けします。(全2回の1回目/2回目に続く)

写真はイメージ ©iStock.com

「IQ70以上」だと障害とは判定されにくい

 知的障害には、おおむね「IQ70未満」という基準があります。 

 逆にいえば、原則として「IQが70以上」あると、社会生活を送る上で生きにくさを感じていても知的障害とは判定されにくいことを意味します。かつて、IQが71、72、73などと70を少し上回っただけで、「知的には問題ない」、「知的障害ではない」と診断されるケースも多々みてきました。

〈エントリーシートの質問がわからないKさん〉

 Kさんは、小学生の頃から授業についていけないことがあり、母親からよく叱責を受けて育ちました。それでも成績はおおむね「3」の評価で、目立つトラブルもなく、どちらかというとおとなしい子どもでした。大学に進学し、2年のときには、ハワイに短期間のインターンシップ留学をして職場体験を経験しました。Kさんの夢はキャビンアテンダントになることです。4年生になるとKさんは、就職活動のためにたびたび上京し、航空業界やホテル業界を中心に就職試験を受けます。しかし、企業に提出するエントリーシートの質問の意味がわからず、空欄ばかりになることもありました。

まとめ

境界知能の子どもたちは、知的障害とは異なる認知機能の問題を抱えています。彼ら彼女らが社会生活で生きづらさを感じていても、知的障害とは判定されにくいという特性があります。このような子どもたちには個々の認知機能に合わせた支援が必要です。

FAQ

境界知能とは何ですか?

境界知能とは、知能指数が「70以上85未満」とされる子どもたちのことです。IQが平均域に届かないため、普通学級の授業についていけるかどうかが課題となることがあります。

どのような支援が境界知能の子どもたちに必要ですか?

境界知能の子どもたちには、個別の認知機能に合わせた支援が必要です。コミュニケーション面や学習面での課題に対応するための支援が重要です。


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