「中耳炎予防に効果的！毎日のヨーグルト摂取で子供の耳の健康を守ろう」

　小児中耳炎とヨーグルトの摂取頻度の関連について、東北大学病院顎口腔機能治療部の研究グループが興味深い研究結果を発表しました。中耳炎の予防効果についての新情報が得られる可能性があり、子育て中のお母さんにとっても注目すべき成果です。

母子のヨーグルト摂取頻度で5群に分け検討

　子供の健康に関心を持つ母親にとって、中耳炎の予防は重要な問題です。この研究では、母子それぞれのヨーグルトの摂取頻度が中耳炎の発症とどのように関連しているかを検証しました。母親の妊娠期間や子供の年齢、家庭の収入なども調整して解析が行われたそうです。

生後6カ月時点で毎日摂取群では46％のリスク低下

　驚くべきことに、ヨーグルトの摂取頻度が高いほど中耳炎の罹患リスクが低下する可能性が示されたそうです。生後6カ月時点での摂取は特に効果があり、母親が摂取するヨーグルトの頻度も子供の健康に影響を及ぼすことが明らかになったそうです。

　研究者たちは、「今回の研究結果は、母親と子供のヨーグルト摂取習慣が中耳炎の予防につながる可能性を示唆しています。ただし、この研究では摂取した菌の種類や量については明確にはされていないため、今後の研究が必要だ」と述べています。