子どもを中心に発熱や喉、目の痛みを引き起こす咽頭結膜熱(プール熱)の流行
岡山県内で急拡大している咽頭結膜熱(プール熱)の流行について、直近1週間の定点医療機関当たりの患者報告数は3・06人と統計が残る1999年以降で最多となり、初めて国の警報基準(3人)を超えました。
プール熱は全国で流行しており、県内54カ所の小児科の定点観測でも、1医療機関当たりの患者報告数が急増しています。直近1週間の保健所別は岡山市4・14人、倉敷市3・73人、美作3・50人などで、乳幼児が8割を占めています。
感染力が強く、くしゃみなどの飛沫感染のほか、タオルの共用といった接触感染でも広がるアデノウイルスが原因とされています。ほとんどが3~5日程度で自然に治るとされています。
今回の流行について、子どもの感染症に詳しい専門家は「新型コロナウイルス禍の感染対策でさまざまな感染症の流行が抑えられたため、免疫のない人が増えたことが影響している」と指摘しています。
また、アデノウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、手洗いや咳エチケット、感染者が触れた場所をよく拭くなどの対応が求められています。
まとめ
岡山県内でプール熱が急拡大しており、特に乳幼児に感染が広がっています。アデノウイルスによる感染であり、手洗いや咳エチケットなどの対応が重要です。
FAQ
プール熱とは何ですか?
プール熱はアデノウイルスによって引き起こされる感染症で、発熱や喉、目の痛みなどの症状が現れます。
プール熱の対策はありますか?
プール熱の感染拡大を防ぐためには、こまめな手洗い、咳エチケットの徹底、感染者が触れた場所の消毒などが有効です。
プール熱にかかった場合、どのような対応が必要ですか?
プール熱はほとんどが自然に治る病気ですが、症状が重い場合や続く場合は医療機関を受診することが重要です。