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「赤ちゃんの消化管アレルギー、発症率0.2%!驚きの全国調査結果が明らかに」
[ad_1]消化管アレルギーについての調査結果
飲食後に数時間以上たってから嘔吐(おうと)や血便などの症状が出る「消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)」について、国内初の大規模調査の結果を国立成育医療研究センターがまとめた。全新生児の発症率は0・2%と推定された。患者の92・5%は中等症~重症だった。
消化管アレルギーは、新生児や乳児が発症し、原因となる食物を食べてから数時間~数日後に症状が出る。通常の食物アレルギーのように食後すぐに発症しないことから、原因が何か気づきにくいと言われている。2000年ごろから増え始めた比較的新しい病気で、実態はよく分かっていなかった。
研究チームは、15年4月~16年3月に消化管アレルギーを発症した新生児と2歳未満の乳児計402人を対象に調べた。
その結果、およそ半数が生後1カ月までの新生児期に発症していることが分かった。原因となる飲み物は、牛乳由来のミルクが95・8%と最も多く、次いで母乳(22・6%)、治療用ミルク(12・2%)と続いた。食べ物は鶏卵(16・4%)や大豆(10・7%)、米(7・4%)だった。
嘔吐と血便があった64人と、嘔吐も血便もなかったが下痢が継続した71人は、いずれも重症例がおよそ4人に1人と多かった。腸閉塞(へいそく)や深刻な体重減少なども確認され、特に注意が必要であることが明らかになった。
研究チームは「生後間もない段階での診断方法や、栄養の与え方などを検討する必要がある。生後すぐに発症する子もいて、母体内にいるときからアレルギー反応が起きている可能性もあり、その実態や要因を調べる必要がある」と指摘する。
成果は国際専門誌に掲載された。(https://doi.org/10.1016/j.alit.2023.10.003)【渡辺諒】