虫歯だけじゃない!子どもの歯並びも大切な理由
虫歯の予防法が普及したことで、虫歯の子どもが減ったように、悪い歯並びも予防が可能です。気になる歯並びを放置すると、高額な矯正治療が必要になるだけでなく、顔立ちや表情、からだのバランスにも影響が出てしまいます。子どもの発達段階に応じた適切な働きかけ方、歯並びを良くする食事と生活習慣、歯科を受診する最適なタイミングなどを知っておくことで、わが子を矯正いらずの美しい歯並びと健康的な顔立ちに育てることが可能になります。
本書の内容抜粋
●6歳までが「おうち矯正」のチャンス
乳歯が全て揃い、永久歯に生えかわる時期である3歳から6歳ごろが、「おうち矯正」に最適なタイミングです。おうちの方がいつも子どもの歯を観察し、発達に応じたチェックポイントを知っていれば、悪い歯並びを予防し、改善することができます。
出っ歯・受け口にさせないために
出っ歯や受け口(反対咬合)になる原因や、おうちでの予防法をくわしく解説します。
顔もからだも、「おうち矯正」で変えられる
食事や生活習慣など、日々のちょっとした行動に気を配ることで、悪い歯並びを予防でき、その結果、顔つきや表情も変わっていきます。歯に良い食べ物や噛み方、正しい姿勢など、歯並びのみならず顔やからだも美しく健康に育てる方法をていねいに教えます。
第1章一見きれいに並んだ乳歯は危険信号
気になる歯並びもおうち矯正で治しましょう。子どもの歯並びが悪いと感じたら、子どもの歯の成長を知っておきましょう。
第2章おかしいと感じたときがおうち矯正のチャンス
いろいろな歯並びの異常を知っておきましょう。先天性の異常や美しい顔を育てる方法などを紹介しています。
第3章おうち矯正は早ければ早いほどいい
おうち矯正の重要性や早めに始める理由、手遅れになっても治療方法などについて触れています。
第4章正しく咬んで歯並びを育てる
正しい咬み方や舌の位置の重要性、ポカン口の防止方法などについて詳しく説明しています。
第5章出っ歯にさせないために
出っ歯の原因や治療法、悪い習慣に注意するポイントなどを紹介しています。
第6章受け口(反対咬合)は放置しない
受け口(反対咬合)についての注意点やおうちでできる交叉咬合の治療法について解説しています。
第7章顔の印象はおうち矯正で変えられる
悪い習慣を改善する方法やおうち矯正の秘密兵器について紹介しています。正しい咬み方が顔の形に影響することも解説しています。
第8章正しく食べてきれいな歯並び
歯に良い食べ物や食べ方について詳しく説明しています。食事の大切さや食事が遅い子どもに対するアドバイスもあります。
第9章悪い顔をつくる習慣に注意
からだのバランスやかむ位置の違いが顔つきに与える影響について詳しく解説しています。
第10章からだのゆがみと歯並びの関係
正しい歩き方や座り方、呼吸方法などからだのバランスと歯並びの関係について紹介しています。
著者紹介
【著者】
鈴木設矢(1946年生まれ)は日本歯科大学出身であり、歯科医院を開業。床矯正研究会を設立し、歯並びに関する著書を多数執筆しています。
【イラスト】
モチダちひろはイラストレーターであり、家族エッセイや連載漫画を手がけています。
書籍情報
書名:0歳からのおうち矯正
著者:鈴木設矢
イラスト:モチダちひろ
判型:A5判
頁数:202ページ
発売日:2023年1月17日
定価:1,760円(10%税込)
ISBN:978-4-335-76023-5
発行元:弘文堂
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