「赤ちゃんの食事量よりも大切な親の注意点」

news
[ad_1]乳幼児の食事についてのエキスパートインタビュー

平井恵美による取材

2023年7月3日12時00分

「食べてくれない」「野菜を嫌がる」。赤ちゃんの食事に悩む親は多いものです。元帝京科学大教授(小児栄養学)の上田玲子さんは「食べる量よりも大切なことがある」と言います。離乳食に関する著書も多い上田さんに、乳幼児の食事で気をつけることについて話を聞きました。

――離乳食で大切なことは何でしょうか。

乳幼児の咀嚼(そしゃく)や消化機能はまだまだ未熟です。乳歯は2歳半~3歳ごろまでに20本が生えそろいます。離乳期はまだ歯が生えそろっておらず、発達に従って調理形態を変化させていく必要があります。

咀嚼力や発達に沿わないものを与えると、窒息や誤嚥(ごえん)のリスクがあります。この時期の子どもはリスクを抱えながら、命がけで食べる練習をしているのだと理解してください。

――食事中にヒヤッとする経験をした方は少なくありません。

目の前の子どもの咀嚼力をよく観察し、その子にとって適切な調理形態を心がけることが基本です。窒息や誤嚥のリスクがある食材もありますので、注意してください

「静かな時は危ない」のが原則です。保育園などで大勢の子どもがいる場面では、騒いでいる子にどうしても目がいきがちですが、別の子が食べ物をのどに詰まらせ、静かになっていることもあるので注意が必要です。

――食事を与える際、大人の行動で気になる点はありますか。

スプーンで与えるときに食べる量よりも咀嚼が大事であることを意識してください。スプーンや食材を急いで与えず、子どものペースに合わせて食事を進めることが重要です。

この記事は有料記事です。残り1030文字

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

まとめ

乳幼児の食事には様々なリスクがありますが、適切な調理形態や与え方を心がけることで子どもの安全を守ることができます。大人の行動も重要であり、子どものペースに合わせて食事を進めることが必要です。

よくある質問

離乳食開始の適切な時期は?

一般的に、5〜6ヶ月頃から離乳食を開始することが推奨されています。ただし、個々の子どもの成長に合わせて適切な時期を見極める必要があります。

離乳食で与えてはいけない食材は?

赤ちゃんにはまだ消化機能が未熟なため、生肉や生魚、蜂蜜などは与えてはいけません。また、アレルギーの危険性があるため、卵やピーナツ、乳製品も慎重に与える必要があります。


[ad_2]

コメント

タイトルとURLをコピーしました